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【hana tote(ハナトート)】
【hana tote(ハナトート)】
【hana tote(ハナトート)】

巾着の機能性を備えた花器 for 青山フラワーマーケット

【hana tote(ハナトート)】

Project : Flower vase
Company / Brand : 株式会社パーク・コーポレーション(青山フラワーマーケット)
Product Design / Package Design : Hideaki Miyauchi
Website : https://www.aoyamaflowermarket.com/

花巾着(hana kin chaku)の機能性はそのままに、紐は太めの撚り紐に変え、表地は生成りのキャンバス生地を採用したオリジナル花器『hana tote』を、花や緑に囲まれた心ゆたかな生活を都市生活者に届ける生花店ブランド「青山フラワーマーケット」を展開する株式会社パーク・コーポレーションの為に製作した。


 

袋のようにヒモを引っ張ったり緩めたりすることで開口部のサイズを無段階調整でき、1本だけでも花束でも同じように花を立たせて飾ることができる花器の提案。

一般的にガラスやセラミック等でできている花瓶。花束ほどの本数がある時はキレイに飾れても、弱った花を差し引いて次第に本数が減ってくるとバランスよく上手に飾ることが難しくなってくる。そこで、花瓶の口元のサイズを自在に調整できれば花の本数に関係なくうまく飾ることができると考えた。誰もが手にしたことのある巾着袋のような仕組みであれば調整しやすい。しかし硬質なガラスやセラミックの花瓶を起点にその仕組みを採用するのは難しいので、逆に巾着袋を起点として花器を考えていくことに。

ヒモを絞った状態の巾着袋は、そのシルエットが首のある典型的な花瓶に似ていることから、そのまま巾着袋を花器として使うことを考えた。花瓶のように直接水を注げるよう裏地は防水仕様とし、表地と裏地の間には外形を邪魔しない形状の薄いシートを2枚内蔵して、注いだ水が2枚のシートを押し広げて巾着袋が自然なカタチで安定して自立する仕組みとした。
また表地は防水である必要がなく、花器としての意外性とインテリアとの相性を踏まえてポリエステル生地やキャンバス生地、フェイクレザーなども採用した。

置くことはもちろん、巾着袋であることからヒモを使って壁面などに吊り下げることもできるので、飾る場所を選ばないということ、更に一般的なガラスやセラミックの花瓶、とりわけ首部分が細くなっている花瓶において中が洗いにくいという状況も、この花器であれば使用後は中に手を入れてしっかりゴシゴシ洗うことができる。また使わない時はフラットに畳んで片付けることができ、倒れても割れないという付随的なメリットも生まれた。

展示会ではお花関係の事業者だけでなく、小さなお子様がいる家庭やペットを飼っている人向け、また軽くて割れず薄いのでギフト用やお土産などインバウンド需要を視野に入れたバイヤーから多くの問合せをいただいた。

 

“hana kin chaku” means a drawstring bag for flowers. This fabric made drawstring bag can adjust opening size with string therefore flowers always stand up beautifully even decreasing flowers by decaying..
*By using the string, this vase can hang from the wall and no need to put in somewhere. After using, easy to wash and store flat when dry. Plus, this fabric vase will be perfectly fit for the family with small children because this is never broken by dropping as ceramics. This lightweight, unbreakable and flat fabric vase would be suitable for any occasions as a gift or present.

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